メタロアッセイ オート 亜鉛
- メタロアッセイ オート 亜鉛 は、血清・血漿中の亜鉛(Zn2+)を生化学自動分析装置で迅速に測定することができます。
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- 本アッセイ原理は免疫抗体法ではなく、キレート定量法であるため、検体の生物種に依存しません。
- 前処理不要です。
- キット同梱の標準試料とブランク試料の2点により校正するため、多点校正は不要です。
- 毒劇物を含んでいないため、取扱、廃棄時の安全性に優れています。
- ※ 本製品は研究用キットです。診断目的には使用しないで下さい。
- 名称
- オート亜鉛
- 製品コード
- AZN01
- 測定対象
- Zn2+
- 対象サンプル
- 血清・血漿
- 測定波長
(主波長/副波長) - 546/700 nm
- 測定範囲
- 4 ~ 500 μg/dL
- 測定回数
(1キット) - 200回
- 価格/円(税別)
- 168,000
測定意義
亜鉛は 200種類を超える金属酵素を構成しており、核酸、タンパク質の合成に関わる元素です。
特に細胞の複製には不可欠であり、哺乳類においては成長期の急性的な亜鉛欠乏により、皮膚や毛髪の 障害、発育遅延などが報告されています。従って、亜鉛の適切な供給は身体の健全な発達に重要です。 医学、栄養学的研究において、近年、一層注目されている微量元素です。
測定原理
本法は 5-Br-PAPSと亜鉛とのキレート錯体形成による可視部の発色を観測し亜鉛を求めるものです。
タンパク質に結合した亜鉛を変性剤により解離させ、亜鉛キレート錯体を形成させます。この亜鉛キレート錯体を波長 546nmで測定することにより亜鉛濃度を求めることができます。
製品仕様
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- 使用目的 :
- 血清・血漿中の亜鉛(Zn2+)の測定
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- 測定試料 :
- 血清・血漿
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- 対応している検出機器 :
- 生化学自動分析装置
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- 測定波長(主波長/副波長):
- 546/700 nm
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- アッセイ法 :
- Br-PAPS法
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- 特異性 :
- 生物種を問いません
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- 反応条件 :
- 37ºC 10分間
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- 保存温度 :
- 2-8ºC
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- 有効期限 :
- 製造後12ヶ月
性能
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- 感度 :
- (1)精製水を試料として操作した場合の吸光度は 0.2以下です。
(2)標準試料を試料として測定するとき、亜鉛 200 μg/dLに対する吸光度は0.05~0.3の範囲です。
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- 正確性 :
- 既知濃度の管理血清を測定するとき、既知濃度の±10%以内です。
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- 同時再現性 :
- 同一検体を5回同時に測定するとき、吸光度のC.V.は5%以下です。
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- 測定範囲 :
- 測定範囲は4 ~ 500 μg/dLです。これを超える検体は、精製水で希釈した後測定 してください。
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- *本性能はあくまで参考値であり、測定に供する装置の形式、状態、精度管理物質により、記載事項と異なる場合があります。
測定方法
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【日立ハイテク H-7180形における測定パラメーターの例】
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直線性
図1. 段階希釈した標準試料の測定結果
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本キットによる血清中亜鉛濃度の測定
図2. ICP-MS法と本キットによる血清中亜鉛濃度測定結果