クオンテスト CK-MB ELISA キット
- クオンテスト CK-MB ELISA キットは、抗CK-MBモノクローナル抗体とビオチンアビジン反応を用いたサンドイッチELISA法キットです。
- ※ 本製品は研究用キットです。診断目的には使用しないでください。
- 名称
- CK-MB ELISA キット
- 製品コード
- C-CM01Q
- 測定対象
- CK-MB
- 対象サンプル
- 血清・血漿
- 測定波長
- 450 nm
- 測定範囲
- 1.56 − 200 ng/mL
- 測定回数
(1キット) - 96回
- 価格/円(税別)
- 60,000
測定意義
最も一般的な生化学マーカーの一つであるCreatine Kinase (CK) はATPまたはADPを補酵素とし、クレアチンとクレアチンリン酸 (CP)間の反応を媒介する。主に興奮性を持つ細胞において高エネルギーリン酸結合(CP)の貯蔵またはATPの再生産に関係する重要な酵素である。CKは M型 (筋型) とB型 (脳型) の2種類のサブユニットからなる二量体で、分子量は約82kDaであり、細胞質上清分画に存在するCKには、CK-BB (CK1)、CK-MB (CK2)、CK-MM (CK3)の3種のアイソザイムが存在する。中でも、CK-MBは特異性の面から急性心筋梗塞の重症度の指標や経過観察に用いられ、ピーク値は心筋壊死量と良好な相関を示す。また、筋ジストロフィーや一部の悪性腫瘍などにおいてCK-MBの上昇がみられることが報告されている。
測定原理
本キットは抗CK-MBモノクローナル抗体とビオチンアビジン反応を用いたサンドイッチELISA法キットです。
①抗体固相化プレート上の抗CK-MB捕捉抗体と試料中の抗原(CK-MB)を反応させる。
②反応後、試料を洗浄操作により除去する。
③捕捉抗体に結合した抗原とビオチン標識抗 CK-MB 抗体を反応させる。
④反応後、余剰のビオチン標識抗 CK-MB 抗体を洗浄操作により除去する。
⑤捕捉抗体-抗原-ビオチン標識抗 CK-MB 抗体複合体とHRP(Horseradish peroxidase)標識ストレプトアビジンを反応させる。
⑥余剰のHRP標識ストレプトアビジンを洗浄操作により除去する。発色基質を加え、吸光度を測定し、検量線より濃度を求める。
サンプル前処理
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◯血清・血漿
そのまま測定試料として下さい。
キット操作方法
- (1)Diluent、各検量線試料、測定試料を 25μL/ウェル 分注する。
- (2)(1)のウェルに、Diluentを100 μL/ウェル分注し、軽く手で振とうする。
- (3)抗体固相化プレートにプレートシールを貼り、室温で1 時間反応させる。
- (4)(3)のプレートの反応液を捨て、洗浄する。WB 300μL/ウェル×3回。
- (5)洗浄後のプレート(4)に、WR1 を100μL/ウェル添加する。
- (6)(5)のプレートにプレートシールを貼り、室温で1時間反応させる。
- (7)(6)のプレートの反応液を捨て、洗浄する。WB 300μL/ウェル×3回。
- (8)洗浄後のプレート(7)に、WR2 を100μL/ウェル添加する。
- (9)(8)のプレートにプレートシールを貼り、室温で30分間反応させる。
- (10)(9)のプレートの反応液を捨て、洗浄する。WB 300μL/ウェル×3回。
- (11)(10)のプレートに、R-3 を100μL/ウェル添加する。
- (12)(11)のプレートを、マイクロプレートシェーカーなどで振とうし、遮光して室温で30分間反応させる
- (13)R-4 100μL/ウェルを、(12)のプレートに添加する。
- (14)450nmの吸光度を測定する。
- (12)測定値の算出
①試料毎に吸光度の平均値を求める。
②検量線試料の CK-MB 濃度に対する吸光度をプロットし、
検量線を作成する。
②検量線より試料中の CK-MB 濃度を読み取る。
製品仕様
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- 使用目的 :
- CK-MBの定量
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- 測定試料 :
- 血清・血漿
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- 測定波長 :
- 450 nm
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- 測定範囲 :
- 1.56 − 200 ng/mL
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- 交差性 :
- Human
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- サンプル量 :
- サンプル25μL
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- 同時再現性 :
- C.V. 10% 以下
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- 法規制 (毒物及び劇物取締法) :
- 該当なし