メタロジェニクス株式会社

クオンテスト GGT/γーGT 測定 キット

クオンテスト GGT/γーGT 測定 キット

ggt/γ-gt

  • クオンテスト GGT/γ-GT 測定 キット は、血清・血漿 中の GGT(Gamma-Glutamyl Transferase)/γ-GT/γ-GTP(γ-glutamyltranspeptidase)をマイクロプレートリーダー(96穴ウェル)で迅速に定量することができます。
  • 血清、血漿 を検体とする場合は前処理不要です。
  • キット同梱の標準液とブランク試料の2点により校正するため、多点校正は不要です。
  • ※ 本製品は研究用キットです。診断目的には使用しないでください。

  • 名称
  • GGT/γ-GT 測定 キット
  • 製品コード
  • C-C-GG01Q
  • 測定対象
  • GGT/γ-GT/γ-GTP
  • 対象サンプル
  • 血清・血漿
  • 測定波長
    (主波長/副波長)
  • 405/660 nm
  • 測定範囲
  • 6 ~280 U/L
  • 測定回数
    (1キット)
  • 250回
  • 価格/円(税別)
  • 69,800

測定意義

 GGT(ɤ-GT、ɤ-グルタミントランスフェラーゼ, ɤ-glutamyltransferase)は、グルタチオン(ɤ-グルタミル-L-シスチニル-グリシン)や他のɤ-グルタミルペプチドから、ɤ-グルタミル基をアミノ酸、ペプチドなどの受容体に転移する酵素で、ヒトでは腎に最も活性が高く、脾、肝では腎の1/10~1/30であり、脾、小腸、脳などにもわずかに存在します。

 血清GGTの上昇は各種の肝疾患にみられ、その上昇はGGTの胆道系への排泄障害による血中移行と、慢性活動性病変による障害肝組織における生成亢進などの機序が関係しており、胆道系酵素や各種逸脱酵素とは異なった臨床的意義をもつとされています。

測定原理

本法は酵素法を用いたGGT定量キットです。
供与体基質としてL-ɤ-glutamyl-3-carboxy-4-nitroanilideを、受容体基質としてGlycylglycineを用い、GGTによりL-ɤ-glutamyl-glycylglycineと5-amino-2-nitrobenzonateを生成させます。

生成した5-amino-2-nitrobenzonateを405 nmの波長で測定し、活性値を算出します。

原理図C-C-GG01Q

測定方法(サンプル前処理)

  • ◯本キットでダイレクトに定量可能な試料

    e.g.)血清、血漿

    本キットでは、血清・血漿を直接サンプルとして測定に供することが可能です。

    *抗凝固剤はEDTA、ヘパリンを使用してください。

製品仕様

    • 使用目的 :
    • GGT/γ-GT/γ-GTP の測定 
    • 測定試料 :
    • 血清,血漿
    • 対応している検出機器:
    • マイクロプレートリーダー、紫外可視分光光度計、比色計
      ※キットに96ウェルプレートやキュベットなどは含まれておりません
    • 測定波長(主波長) :
    • 405 nm
    • 感度のある波長域 :
    • 400 ~ 420 nm
    • アッセイ法 :
    • 酵素法
    • 特異性 :
    • 生物種を問いません
    • 反応条件 :
    • 15分間
    • 保存温度 :
    • 2-8ºC
    • 有効期限 :
    • 製造後12ヶ月
    • 共存物質の影響 :
    • ビリルビンは30 mg/dLまで、溶血はヘモグロビン濃度で150 mg/dLまで、トリグリセリド は2148 mg/dLまで影響ありません。

学術情報

本キット参考文献(論文記載用)

  • 1.) 金井正光, 臨床検査法提要, 改訂 33 版, 金原出版 (2010) : 624-626