クオンテスト アルブミン 測定 キット(BCG法)

Albumin

  • クオンテスト アルブミン 測定 キット は、血清・血漿中の Albumin をマイクロプレートリーダー(96穴ウェル)で迅速に定量することができます。
  • 血清、血漿を検体とする場合は前処理不要です。
  • キット同梱の標準液とブランク試料の2点により校正するため、多点校正は不要です。
  • ※ 本製品は研究用キットです。診断目的には使用しないでください。

  • 名称
  • アルブミン 測定 キット
  • 製品コード
  • C-C-AL01Q
  • 測定対象
  • Albumin
  • 対象サンプル
  • 血清・血漿
  • 測定波長
    (主波長/副波長)
  • 578/700 nm
  • 測定範囲
  • 0.4 ~6.0 g/dL
  • マニュアル
  • マニュアル
  • SDS
  • SDS
  • 測定回数
    (1キット)
  • 250回
  • 価格/円(税別)
  • 44,800

測定意義

 血清アルブミンは、血清総蛋白の50~70%を占め、血漿膠質浸透圧の維持、各種物質(ビリルビン、尿酸、遊離脂肪酸、サイロキシン、Ca、Cu、Zn、その他各種薬剤や色素など)の運搬に重要な機能を営んでいます。臨床的には肝における合成、胃腸管、腎、肝、網内系などによる異化・漏出、血管内外における分布の異常などの因子によって変動します。

一般に総蛋白濃度とともに、体内蛋白代謝異常の指標として測定されます。

測定原理

 本法はBromocresol green(BCG)法を用いたアルブミン(Albumin)定量キットです。
pH 4.2の緩衝液に溶解したBCG試薬とアルブミンの結合による578 nmの吸光度の増加を測定する事により、アルブミンの濃度を求めます。

原理図C-C-AL01Q

測定方法(サンプル前処理)

  • ◯本キットでダイレクトに定量可能な試料

    e.g.)血清、血漿

    本キットでは、血清・血漿を直接サンプルとして測定に供することが可能です。

    *抗凝固剤はEDTA、ヘパリンを使用してください。

キット操作方法

  1. (1) 96穴プレートに、精製水(又は生理食塩水)、調整した アルブミン標準血清、測定試料を2 μL/ウェル分注する。
  2. (2) R-R発色試液を200 μL/ウェル分注し、十分に混合する。
  3. (3) 室温で10 分間反応させる。
  4. (4) 主波長578 nm(副波長700 nm)の吸光度を測定する。

製品仕様

    • 使用目的 :
    • Albumin の測定 
    • 測定試料 :
    • 血清,血漿
    • 対応している検出機器:
    • マイクロプレートリーダー、紫外可視分光光度計、比色計
      ※キットに96ウェルプレートやキュベットなどは含まれておりません
    • 測定波長(主波長) :
    • 578 nm
    • 感度のある波長域 :
    • 565 ~ 585 nm
    • アッセイ法 :
    • BCG(Bromocresol green)法
    • 特異性 :
    • 生物種を問いません
    • 反応条件 :
    • 10 分間
    • 保存温度 :
    • 2-8ºC
    • 有効期限 :
    • 製造後12ヶ月
    • 共存物質の影響 :
    • ビリルビンは92 mg/dLまで、溶血はヘモグロビン濃度で1100 mg/dLまで、トリグリセリド は2150 mg/dLまで影響ありません。

学術情報

本キット参考文献(論文記載用)

  • 1.) 金井正光, 臨床検査法提要, 改訂 33 版, 金原出版 (2010) : 480-481