メタロジェニクス株式会社

レッドクスアッセイ バイオピリン ELISA 測定キット


レドックスアッセイ バイオピリンELISAキット

バイオピリン

  • レドックスアッセイ バイオピリンELISAキットは、尿中の酸化ストレスマーカーであるバイオピリンを、競合ELISA法にて定量することができます。
  • ※ 本製品は研究用キットです。診断目的には使用しないでください。

  • 名称
  • バイオピリンELISA
  • 製品コード
  • BP01D
  • 測定対象
  • バイオピリン
  • 対象サンプル
  • 尿
  • 測定波長
  • 450 nm
  • 測定範囲
  • 0.1 ~ 6.4 u/L
  • マニュアル
  • マニュアル
  • MSDS
  • MSDS
  • 測定回数
    (1キット)
  • 96回
  • 価格/円(税別)
  • 98,000

※ 1uは、抗ビリルビンモノクローナル抗体24G7エピトープ 1 µmol に相当します。

2019.3「商品内容変更のお知らせ」


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測定意義

 生体は、エネルギー産生に酸素を利用し、その過程において活性酸素を生成します。活性酸素は DNA、細胞等を傷つけ、種々の臓器障害を惹起します。そのため生体は抗酸化物質を合成し、また外部から摂取することによって活性酸素を捕捉し、その傷害から生体を防御しています。抗酸化物質と活性酸素のバランスが崩れると酸化ストレスとなり、動脈硬化やアルツハイマーなど、様々な疾病の原因となります。

 ヘム代謝物である胆汁色素の一つ、ビリルビンは生体内の強力な低分子抗酸化物質です。ビリルビンは抗酸化栄養素とは異なり摂取量による変動が無いため、血中濃度は通常一定です。また、ビリルビンは分子内水素結合を形成する特異な分子構造のため、疎水性から親水性への相互変換が可能であり、細胞膜を自由に通過します。このため、血液循環系に限らず、組織や細胞内にも普遍的に存在する理想的な低分子抗酸化物質です。

 バイオピリンは、自殺的抗酸化物質であるビリルビンが活性酸素と反応した際に生じる最終酸化産物です。バイオピリンは、ビタミンC や E など他の抗酸化栄養素とは異なり、生体中のレドックス環境によりビリルビンに還元されることはなく、速やかに尿中に排泄されます。このため、酸化ストレスにより消費されるビリルビン量の増加は、尿中バイオピリン量の増加として現れます。これらの特徴から、バイオピリンは、生体内のレドックス状態を示すリアルタイム型の酸化ストレスマーカーとして期待されています。尿中バイオピリンレベルは外科的ストレス、虚血性心疾患、敗血症、心身症および心理的・社会的ストレスなどに応答すると報告されています。

測定原理

 本キットはビリルビンとその酸化代謝物であるバイオピリンに特異的である抗ビリルビンモノクローナル抗体 24G7 を用いた競合法 ELISA ( Enzyme-Linked Immuno Sorbent Assay ) キットです。

 ①HRP (Horseradish peroxidase) 標識抗体と、試料中のバイオピリンとを反応させます。

 ②反応液を、抗原を固相化したウェルに移します。未反応な標識抗体が抗原を介してウェルに結合します。

 ③ウェルに結合しなかった抗体を洗浄操作により除去します。

 ④発色基質を加え、吸光度を測定し、検量線よりバイオピリン濃度を求めます。

サンプル前処理

  • ◯尿

    サンプルを試料希釈液で4倍以上に希釈して下さい。

キット操作方法

製品仕様

    • 使用目的 :
    • バイオピリンの定量 
    • 測定試料 :
    • 尿
    • 測定波長 :
    • 450 nm
    • サンプル量 :
    • 4倍希釈したサンプル20μL
    • 測定範囲 :
    • 0.1 〜 6.4 u/L
      ※ 1uは、抗ビリルビンモノクローナル抗体24G7エピトープ 1 µmol に相当します。
    • 同時再現性 :
    • C.V. ≤ 10 %
    • 保存温度 :
    • 2 〜 8 ℃
    • 有効期限 :
    • 製造後12ヶ月
    • 法規制 (毒物及び劇物取締法) :
    • 該当なし