メタロアッセイ オート マグネシウム
- メタロアッセイ オート マグネシウム は、血清・血漿中のマグネシウム(Mg)を生化学自動分析装置で迅速に測定することができます。
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- 本アッセイ原理は免疫抗体法ではなく、キレート定量法であるため、検体の生物種に依存しません。
- 前処理不要です。
- キット同梱の標準試料とブランク試料の2点により校正するため、多点校正は不要です。
- 毒劇物を含んでいないため、取扱、廃棄時の安全性に優れています。
- ※ 本製品は研究用キットです。診断目的には使用しないで下さい。
- 名称
- オートマグネシウム
- 製品コード
- AMG01
- 測定対象
- Mg
- 対象サンプル
- 血清・血漿
- 測定波長
(主波長/副波長) - 660/750 nm
- 測定範囲
- 0.1 ~ 5 mg/dL
- 測定回数
(1キット) - 200回
- 価格/円(税別)
- 58,000
測定意義
マグネシウムは細胞内陽イオンの中てでもカリウムの次に多く含まれ、DNA、RNA、ATPに関連するポリリン酸プロセスや葉緑素など のコファクターとして多くの代謝反応に必要不可欠な元素です。
マグネシウム化合物は緩下剤、中和剤として、また、異常な神経刺激、血管子癇の安定性を調節する役割を果たしています。 Malabsortion 症候群、利尿剤、アミノグリコシド治療剤、副甲状腺機能亢進症、糖尿病のアシドーシスではマグネシウム濃度が低値を示します。尿毒症、慢性腎不全、糸球体腎炎、アディソン病、抗酸性治療では高値を示します 。
測定原理
本法はXyridyl Blue-I(XB-I)とマグネシウムとのキレート錯体形成による可視部の発色を観測し、マグネシウム濃度を求めるものです。
Xyridyl Blue-I はアルカリ性下でマグネシウムと錯形成し、紫色を経て赤色に発色します。この Mg-XB-I 錯体は520nmの吸光度が増大しますが、一方、XB-I 由来の600~680nmの吸光度は減少します。この吸光度変化を観測することによりマグネシウム濃度 を求めることができます。
製品仕様
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- 使用目的 :
- 血清・血漿中のマグネシウム(Mg)の測定
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- 測定試料 :
- 血清・血漿
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- 対応している検出機器 :
- 生化学自動分析装置
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- 測定波長(主波長/副波長):
- 660/750 nm
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- アッセイ法 :
- XB-I法
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- 特異性 :
- 生物種を問いません
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- 反応条件 :
- 37ºC 5分間
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- 保存温度 :
- 2-10ºC
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- 有効期限 :
- 製造後12ヶ月
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- 共存物質の影響 :
- ビリルビン 40mg/dLまで
溶血ヘモグロビン 1,000 mg/dLまで
乳び3,000FTUまで
ただし、EDTAは影響を与えますので使用しないでください。
性能
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- 感度 :
- (1)精製水を試料として操作した場合の吸光度は 2.5以下です。
(2)標準試料を試料として測定するとき、マグネシ ウム2mg/dLに対する吸光度は0.1~0.3の範囲です。
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- 正確性 :
- 既知濃度の管理血清を測定するとき、既知濃度の±20%以内です。
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- 同時再現性 :
- 同一検体を5回同時に測定するとき、吸光度のC.V.は5%以下です。
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- 測定範囲 :
- 測定範囲は0.1~5mg/dLです。これを超える検体は、精製水で希釈した後測定して下さい。
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- *本性能はあくまで参考値であり、測定に供する装置の形式、状態、精度管理物質により、記載事項と異なる場合があります。
測定方法
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【日立ハイテク H-7180形における測定パラメーターの例】
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直線性
図1. 段階希釈した標準試料の測定結果
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本キットによる血清中マグネシウム濃度の測定
図2. ICP法と本キットによる血清中マグネシウム濃度測定結果